天職と適職 Vocation & Suitable Occupation
- On 2023年8月12日
私は、一応医師として働ているが、この職業が天職だと感じたことは、実は一度もないのです。だからと言って、日々の診療を真面目にやってないのか?と言えば、そうではないんです。もしかしたら、医者が天職だと思っている人より(それが誰かは知らないですが・・・)もっと丁寧に真摯に医療に向き合っているような気もします。(マジか?)
じゃあ、本当は何がやりたいの?と言われたら、やっぱクリエイティブなことでしょう。アート、特に絵を描く。音楽、特にジャズを歌う。踊る。何か表現する。何か創る。~~~そういう事は大好きです。お金にもならないかもしれない(きっとお金にはなりません。よほどラッキーでない限り。)事でも、そういうのが、ただただ純粋に大好きです。
ですから、そういうことが、全くできなくなる場合(医療逼迫や緊急事態で、医療しかやれない場合)、その期間が長くなると、自分は酸欠みたいになって、心身が明らかなアンバランスを起こすようです。
改めて、天職Vocationと適職Suitable occupationについて、ちょっと調べて、考えてみました。ともに何かしら、人様の役に立つということが必要なんですって!(参照ページ)そういう点は、自分は考えてなかった。簡単にまとめると、天職は、お金にならなくても、大好きで没頭できることで、かつ、世のため人のためになる職業。適職は、その仕事でお金を稼げて、世のため人のためになっていて、でも別にその仕事が好きでなくても、そつなくこなせたらいいそうです。ほう、そうですか。。。で、天職=適職は非常に稀なので、適職で生きて、副業で天職をやるといいそうです。
なるほど~そうですか。。。あはは?私、全然、納得は出来ないでおります。天職と適職が一致できるのが、やっぱり最高に幸せですもん。。。好きなことやって、それがお金になって、世のため人のためになって!最高じゃん!!!どうにかならないものか?
でも、勉強になったのは、天職も適職も、世のため人のためになってないといけないみたいなんです。ここは、全然、勉強不足でした。かのアリストテレスも、ある意味、残したお言葉で、そういうことを言っていますもんね。
Where your talents and the needs of the world cross, there lies your vocation.-Aristoteles
あなたの才能と世界のニーズが交わるところに、あなたの天職がある-アリストテレス