宿命と運命 Fate&Destiny
- On 2021年7月10日
英語では、宿命も運命も、ほぼ同じように扱われる感じがあります。
ですから、誰かの英語を読んだり聞いたりした時に、FateもDestinyも、前後の文脈的に、意味をしっかり考えて、それが日本で表現するときの、宿命に近いのか?運命に近いのかを判断することになると思います。(参照)
アメリカ人の友人達に、あえて、宿命と運命の話をすると、その相違は十分には伝わらず、「まあさあ、どうでもいいじゃあないか?結局は運だろう?」ってな対応をされることが多いです。(たまたま 私が訪ねた友人のアメリカ人らが、いい加減な奴らばっかりなのかもですけど?苦笑?)
しかしながら、前述の参照のページを見ても分かるように、Fateという単語は、日本語の宿命に近く、「たとえそれが嫌であっても人智を超えて抗えないもの」というニュアンスであり、Destinyという単語は、日本語の運命に近く、このブログでも、以前にも確か書いたことがありますが、「頑張れば、もしかして動かせるかもしれないよ」というニュアンスのように受け取れます。
自分は、拙い生き方ですが、我が人生をここまで生きてきてみて、宿命はあると感じます。が、そのどうしようもない宿命の枠組みの中で、運命は、どうにかして努力で動かせるようにしたいと、いつも思っています。宿命と思って諦め過ぎずに、もしかして、この部分の運は、頑張れば、自分で少しでもいい方向へ向けられるかもしれないぞと思った方が、自分の場合には、人生を頑張れる気がするのです。
Let us then, be up and doing, with a heart for any fate.-Hennry Wardsworth Longfellow
さあ、では皆、立ち上がって行動を起こそうではないか、いかなる宿命の下でも、精一杯に。~ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー
It’s your own moment of decision that your destiny is shaped-Anthony Robbins
あなたの運命を創り出すのは、あなた自身のその時ごとの決意に他ならない。〜アンソニー・ロビンス
(上記の格言の和訳は、私が思うところの、宿命と運命の相違を踏まえて、私が訳してみました。)