特にコロナ禍になってからというもの、世の中はマインドフルネスやら瞑想やらに、心のよりどころを求める人が多くなっています。

自分には　乗り越えたい人生の耐えがたい問題があって、その大きな問題のために、長年頑張っては来たのだけど、その長年の過労から、ついにPTSDとして、ある時期、数年ほどでしょうか？自律神経失調症を患ってしまいました。悔しいことです。

それで、その治療の一環として、瞑想を取り入れたのです。体を柔らかく動かすヨガと共に、私には、人生の大事な柱となっております。

ただ、自律神経の多彩な症状の酷かった頃には、実は、正直、瞑想をやる気にもなりませんでした。じっとしてるだけでも、心は大きく揺れて、目を軽く閉じようものなら、不安と恐怖に押しつぶされそうになり、呼吸に集中するどころか、動悸（脈の乱れやら頻脈やら）が気になってしまって、瞑想するという入り口にすら立てなかったのです。

それが、ありがたいことに、時が流れ、症状は徐々に和らいできました。勿論、自らも治そうとする様々な努力も沢山してきました。軽い治療薬（漢方薬や少量の精神安定剤や）にも助けられ、本やネットで大いに勉強もし、軽めのダンスや鍼灸などを併用しつつです。幸いにも、症状を忘れる時間も持てるようになってくると、瞑想がその回復を後押しするものになってきました。瞑想してみよう～～～となったわけです。

今でも、瞑想の達人の様に、長時間は出来ません。医師として働きつつ、時間もない。ですから、15分から数分、もっと短い時は１分くらいの我流の瞑想をしています。それでも、徐々に、結構集中して、DoingではなくBeingを感じられ、今に集中して、呼吸だけを意識できることも増えてきたけど、気ぜわしい朝には、ちゃんと瞑想できません。

しかし、朝も、いや、新たな一日を始める朝こそ、瞑想なんでしょうね。はい、頑張りましょう。

 Dawn is a friend of the muses-a proverb of the Laten races

夜明けは瞑想の友人である-ラテン民族に伝わる諺

*muse:詩神・瞑想