年末年始のご挨拶とHappy Holidaysの教訓
- On 2016年12月31日
皆様、今年は大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。きっとこの時期は、メールにもブログにも様々なSNSにも、こういうご挨拶が飛び交っていますよね?
ご挨拶ということで、私にはちょっと忘れられない、教訓となった苦い思い出があります。
以前、在日の諸外国の外国人様たちの診察を日々担当させていただいていた頃のことです。
クリスマスシーズンに受診なさったあるご家族のお子様に、私はうっかり”Merry X’mas!”と声をかけてしまいました。その日は多忙で、アメリカ人、イギリス人、フランス人(”Joyeux Noël “ですね。)と続いた流れで、私は何にも考えずに”Merry X’mas!”とご挨拶してしまいました。そうしたらその子が、「Mayumi先生、僕のうちにはイエス様はいないよ。」って。あ~~~大失敗。その子はイスラム教徒なのでした。キラキラした大きな瞳で、私を責めるわけでもなく、ニコニコと、きれいな英語でそう指摘されました。そして、すぐその後、看護師長のアドバイスで、このシーズンは皆様に、”Happy Holidays!”とご挨拶しましょうと決めました。
しかし、どうしても宗教上、”Merry X’mas!”の方々の受診が多かったので、ついつい”Merry…”と私の口が動いてしまうのです。そこでスタッフが「Mayumi先生。とにかくHappy で始めたら間違わないのですから、Happy、Happy ってずっと心で念じていたらいいんですよ。」と教えてくれました。そうかそうか~と私は、頭でHappy, Happy, Happy…と繰り返し唱えておりました。でもお馬鹿な私。更なる間違いをしてしまいました。なんと!次に受診されたイスラム教徒の方に向かって、私の口から出たフレーズは、なんと”Happy X’mas!”だったのです。ごめんなさい!
We should give each person a proper greeting.