マルチリンガル(多言語話者) Multilingual
- On 2026年4月11日
色々な国の言葉を自由に話したいと思いませんか?翻訳機を通してではなく、相手の国の言葉を自分の口で話して、自分の耳で相手の国の言葉を聞き取るのってやっぱり素敵です。楽しいですよね。
自分は仕事(医療)で、外国人を担当することも多いので、外来では日本語と英語でコミュニケーションを取っています。フランス語やドイツ語は全然まだまだです。ちょっとした観光やお買い物とかならば、フランスやドイツに遊びに行っても、翻訳機なしでどうにか一人で対応できるとは思いますが、難しい会話は無理です。
オランダ人の友人は、6か国語操ります。オランダ語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語。ある時、日本語字幕なしで一緒に映画を観ていた時に、いろんな国の人がそれぞれの国の言葉で楽しそうに会話する場面で、彼は普通にすべてを聞き取れていましたが、自分は、英語以外はちゃんと理解できませんでした。悔しかったですね。
ニューヨークで一時ご縁のあったアートの先生も、英語(米語)・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・なぜかラテン語、やはり六つの言語を操っておられましたけど、日本語は全く範疇外でした。よって、先生とは基本的に英語でコミュニケーション取っていました。たまに、気まぐれで、私がメールでフランス語とかでちょっと1行でも書こうものなら、待ってました!とばかりに、だ~~~って長いフランス語が返信されてきて、あ~目が点!しまった!フランス語なんか書かなきゃよかったと冷や汗ものでした。
彼らは、どうやってあのようにたくさんの言語を習得したんでしょうか?二人に頭の中をどうなってるんだか割って見てみたいと言ったら、おいおい、そんな物騒なことはやめてくれと二人とも笑っていました。
でも、根底はコミュニケーションを何とか取ろうとする気持ちが大事なんだと思います。こちらが全く習得できてない言語を患者さんがお話になるとき、自分は中国語や韓国語は翻訳アプリで、どうにか対応しています。大切なことは何とか伝わります。
過去に、アフリカのどこかの小さな村からおいでになった方を診察で担当いたしました。その村特有の言語があって、そういう部落の言葉がいくつか集まって、ある共通公用語となり、さらにそういう共通公用語がいくつか集まって更にその上の共通公用語となり、そこからやっと英語になって~~~という状況でした。外来では、同行された通訳さんが、二人もついてくれて、こっちが10くらいお話しした内容が、順番に翻訳されていき、しまいには3つくらいの単語になって、その患者様に伝えられました。え~~?!これって大丈夫かな?と不安になって、その場で得意の絵を描いて状態を伝えたことがありました。アフリカの奥地の村では数一つについても、1、2、3…から1億以上まで数えて発想できるレベルの国と違って、1,2、3それ以上はまとめていっぱい!という感覚の場所だってあるんだと思います。
ともかく相手の文化を尊重した上で、なんとしてもコミュニケーションを取ろうとするお互いの気持ちが、一番大事と感じた出来事でした。
Learning another language is not only learning different words for the same things, but learning another way to think about things. ~Flora Lewis
別の言語を学ぶということは、同じことを表現する違う言葉を学ぶということだけではなく、ものごとについて違う考え方を学ぶということです。~フローラ・ルイス
