自己肯定感と自己満足 Self-Esteem&Self-Satisfaction
- On 2024年7月13日
この数年、自己肯定感という言葉をよく見聞きするようになりました。自分のことを大事にする。自分を妙に卑下しない。自分を愛する。~~という心で、もちろん、それは正しく機能すれば、日々の生活での内面外面のブラッシュアップにつながるでしょう。その自己肯定感が高いほど良いとされています。しかし、やみくもに自己を肯定ばかりしていると、それって実はただの自己満足ではないのかな?と時々大きな違和感を感じていました。
その私の違和感と同じような視点で書かれた記事も、探すとやはり、沢山ありました。感ずるところは一緒で、ネットにも書籍にも多々ありました。(例としての参考ページ)この参考ページには自分と全く同感!!!という内容が書いてあります。つまり、自己肯定ばかりしていると、さらに上のレベルの理想の自分と今の自分とのギャップに気づいて、落ち込みつつも反省し、「よし、これではいけない。もっと頑張ろう!」とする道へ向かうチャンスが失われます。結局は、目標を下げて、ただひたすら、これでいいんだと、勝手に自己満足してしまうのではないかということです。
自分を過小評価しすぎるのは、もちろん良くないと思いますが、向上心を忘れないようにしながら、自分を大切にしていけたら一番いいですよね。このバランスが、非常に難しいけど。
True happiness… is not attained through self-gratification, but through fidelity to a worthy purpose.~Helen Keller
本当の幸せとは…自己満足によってではなく、価値ある目標に向かう忠実な姿勢を通じて得られるものです。~ヘレン・ケラー