一人で生きる Going Solo
- On 2016年12月3日
日本でもそうですが、最近は「お一人様」に関する本が多くなってきましたね。
決して,一人ぼっちの克服とか重たく構えなくても大丈夫みたいです。世界には,お一人様状態の人々は沢山います。しかも、確実に増えています。
別にずっと一人で生きていなくても、寿命が延びれば、人生の伴侶をなくして後、お一人になる方もおられます。大学生だって、学業のために親元を離れて一人で暮らすこともあります。ですから、人生の一時期に、一人で暮らすことになる人は、本当に沢山いるわけです。従って、自立した大人として、「お一人様」について考えることは、とても大事なことになるように思います。
今日、このブログで紹介するいくつかの本(英書)も、実際に読んでみて、楽しく一人で暮らすことを学ぶのに、とても役に立つ本だと思えました。ほんの少しでも、私のつまらないブログを読んで下さっている皆さんの参考になれば嬉しいです。
日本語では、「孤独」という言葉は一つですが、英語のloneliness とsolitudeは全然違います。ネットを少し検索すれば、すぐにその答えは見つかります。簡単にまとめれば、solitudeは、lonelinessから一人ぼっちの寂しさを正しく抜き取ったようなものです。
Loneliness is cured by solitude.
1.Going Solo The extraordinary Rise and Surprising Appeal of Living Alone -Eric Klinenberg
一人で暮らしていることに、どこか引け目がある人の心を楽にしてくれます。色々な統計をもとに、勿論、楽天的にだけ考えたらいいという視点ばかりではありませんけれど、一人で生きる人生をプラスの気持ちで受け止められるようにしてくれます。一人で暮らしていても、心は常に外に向けて開かれており、沢山の人と交流することも大いに楽しめる人たちの素敵な生き方も多く紹介されています。
2.Manuscript Found in Accra -Paulo Coelho
比較的読みやすい英語で、孤独だけでなく人生で生じる様々な課題ついて、どう対処したらよいのか書かれたものです。その中で、solitude について以下のような一文があります。
Solitude is not the absence of company, but the moment when our soul free to speak to us and help us decide what to do with our life.
Solitudeは、自らをしっかりと見つめ直すことの出来る貴重な時間であって、誰もそばに一緒にいないってことではないということですね。
3. Orphan Train -Christian Baker Kline
映画版もあるようです。私は本しか読んでおりませんので分かりませんが、映画より本のほうがいいというコメントもネットにありました。このお話は、一人で生きていくという事実に、幼少時から向き合っている人間もいるという点で勇気をもらえます。一人で生きていても、沢山の出会いもあれば、本当に愛する人と二人で暮らす時期も訪れたりしますし、世代を超えた友情もちゃんと芽生えるのだと、物語の進行につれて分かってくると、大変嬉しくなります。