自分ではどうしようもない There is nothing I can do
- On 2024年8月10日
自分の努力でどうにかできることと、どう頑張ってもどうにもできないこととが、世の中にはあります。
お腹がすいたけど、家に食べ物がない時、天気は悪いけど、コンビニまで出かけて行って、何か食べものを調達する~~~そういうのは、努力というほどのものではないけど、自分が頑張れば出来ます。でも、天気が悪い、その天気そのものは、自分の努力では変えようがないですよね?
生きていれば、そういう出来ごとの部類分けがあると思います。試験に受かるだけの実力が自分にない場合、受験生は一生懸命に努力して勉強するのです。悩み苦しみつつ、どうにか実力をつけようと頑張る。そうすれば、合格ラインの実力がつくことだって夢ではない。でも、大学の共通一次テストの日に、入り口で、心を病んだ某受験生に、理不尽にも刺されてしまい、試験を受けることができなかった学生さんたちがいた~~~そういう悲しい事件がありましたよね(参考資料)。これは、どうしようもない。そういうことが起きるんじゃあないかしら?と気を揉んだとしても、共通一次試験の日に、我が身に、実際に傷害事件が降りかかるかどうかなんて分からないのです。また、それは、いくら努力したって、防ぎようもないことなのです。漠然と心配かもしれなくても、こういうのを心配して悩むのは、結局は意味がないのです。
自分の努力でどうにかできそうなことだけに、心を砕くのが健全のようです。体重を数キロ落とす・英語の力を伸ばす・人に優しい言葉をかける・バタフライができるようになるなどですね。それ以外の得体のしれない不安(乗った飛行機が落ちてしまうのではないか・明日、大地震で死んでしまうかもしれない・元気そうにしていても、来年、急に事故にあう可能性はゼロではない・明日の台風が、急に消えたらいいのになあ~~などということは、自分ではどうしようもできないことです。
よく考えてみると、我々人間は、悩んでも仕方ないことで、結構悩んで、貴重な時間を無駄にしている気がします。
Sometimes bad things happen, and there’s nothing you can do about it. So why worry?
―― Animation movie “The Lion King” (Myfasa)
時々、悪いことも起こるさ。でも、それについて、君の出来ることなんて何ひとつないんだ。だったら、なぜ君は心配するんだい?
―― アニメ映画『ライオンキング』(ムファサ)