「喧嘩するほど仲がいい」の真意 Quarrel
- On 2017年4月15日
「喧嘩するほど仲がいい」ということわざ(というか慣用句レベルだそうですが)は、英語で調べると主に2種類の訳が出てきます。
1)A spat is the evidence that they get along with each other.
2)They have a lover’s quarrel.
しかし、ネット上で英語の達人たちが述べているように、この二つはあまり日本語での真意をきちんと言い表してはいないようですね。「喧嘩するほど仲がいい」の日本語の意味は、諸説ありますが、「何でも包み隠さずに、本音で物事を言い合えるほどの関係だから、たまには喧嘩になることぐらいあるでしょう」 ~という意味合いだと思われます。一方、「私たち殆ど喧嘩にはならないね」~という間柄は、本当によほど仲良しなのであろうと思いますよ。ほほえましいし、うらやましい限りです。勿論、「私たち、喧嘩を全くしないんです」~というのは少々行き過ぎで、相手にお互いに全く無関心であるから、喧嘩になる前の会話すらないのかな?と心配になったりもします。
で、英語の訳ですが、
1)は、spatがちょっとした喧嘩を意味する以上、些細な言い争いはむしろうまく言ってる証拠ということで、日本語とは、少しニュアンスが違います。2)も、いわゆる男女の痴話喧嘩の話を、彼らの喧嘩なんて、じゃれあいみたいなもんで、たいしたことないんだよ~と言ってるので、やはり日本語とは少しずれていますね。
私にも、喧嘩が出来るレベルの友人が、最低でも数名はおります。大人の場合、実際に殴りあったりの喧嘩というのではなく、いわゆる議論・口喧嘩?ですね。色々な価値観を持って、各自の人生をしっかり生きていると、あるトピックでは、「え~~~マジ?君ってそういう風に考えちゃうわけ?それって絶対おかしくない?」という流れで、結構な言い合いになったりします。でも、数日、いえいえ、数時間かな?もしないうちに、別の話題になったりして、結局はその後一緒に食事に行ったりするんですね。これって、基本的に相手を認め合っているからこそ出来ることなんでしょう。
In order to know our friends better, we need sometimes to disagree with them. However, we should always respect one another when we quarrel.