時差ぼけ Jet-Lag
- On 2017年1月21日
海外旅行をするときに、時差ぼけJet Lagに悩まされている方は多いと思います。幸せなことに、私は、海外旅行で一度も時差ぼけに悩まされたことがありません。
Fortunately, I have never suffered from jet-lag.
その理由を考えると、それは私が小児科医として、大学病院などで、長い間、当直していたからかもしれないです。当直で、救急車が多く押し寄せたり、病棟でその夜に限って、患者さまの急変が多かったり、そういうドクターの状況を、医療業界では「つく」(多分、何かが憑いているということですかね?)と言います。私は、悲しいかな、非常に「つく」ドクターでした。ちょっと仮眠しては、一晩に何度も起こされ、すぐに診療にあたる~の繰り返しで、もう、当直室に仮眠に戻るのも疲れるし、その戻る時間がまずもったいなくて、少しでも横になろうと、救急外来のソファーに横になっておりました。小児科医不足の医局だと、三日おき当直でしたので、日付も曜日も分からないことすら多かったです。
In those days, I barely got any sleep at all. Because I had been working busily as a children duty doctor.
殆どが一人旅の私ですが、以前ニューヨークへ、ある建築家の友人と旅行したことがあります。その友人も建築家として非常に多忙で、夜間もろくすっぽ寝てない人物でした。ですから、お互いに全く時差ぼけなど全くなく、到着してすぐに元気に外を闊歩できました。その友人が教えてくれたのですが、シマウマは長時間は寝ないそうで、シマウマ模様のように、短時間睡眠を繰り返すそうです。それはジャングルなどで、長時間のんびり寝てしまうと、命を取られるからで、身を守る為にそうなっているようです。
私の時差ぼけのなさは、もう当直の第一線を退いてからも、現在もちゃんと続いています。海外旅行するには、大変便利です。さらに友人が世界に散らばっているという現状で、私のスマホには、日々時差を無視して、世界のあちこちからメールやメッセージが飛び込んできますが、私は平気です。夜中に何度も起きて診療をしたという年月は大変苦しかったですが、今はそのお陰さまで、24時間有意義なるお友達交流です。苦あれば楽ありとはこういうことでしょうか?
Sweet is pleasure after pain.